久しぶりの読書メモです。
ここ最近はエクセルを使った業務効率化の為の勉強をしていましたが、
それが完了したので、読書を再開しました。
今後、読書メモ・所感をガシガシ投稿していきます。
この本を読んだ理由
・個人投資をしている身として、ファイナンシャルリテラシーを高めたかったから。
・「生涯投資家」という村上世彰氏の本を読み、感銘を受けたから。
・投資をする上で、モチベーションになればと。
【要約】学び・気づき・メモ
お金には「何かと交換できる」、高い安いがわかる「価値をはかる」、そしてお金のカタチでとっておける「貯める」という3つの機能があるのです。
→日本人はお金について話すことを敬遠したり、お金持ちに対して変なイメージを持つ傾向にあるが
お金は上記機能を持つツールであり、それ以上でもそれ以下でもない。
お金は回して増やすもの、増えたら回すものだということを伝えたいのです。
→余剰資金は消費ではなく、投資・資産運用に回す。
給与の大部分を留保することなく、運用資金等にあて、常にお金を動かす。
日本のみんながお金を貯め込んでいる一方で、日本の政府は毎年国を運営していくためのお金が足りないといって、「赤字国債」と呼ばれる借金を増やしています。その金額はなんと1000兆円超。
モノの値段がかならずしも質の高さだけで決まるわけではないということを学びました。
値段の高いもののほうが質も高いと思ってしまいがちだけど、それは間違いだというわけです。
→モノの値段は需要と供給のバランスで決まる。
自分がビジネスをしかける側であれば、希少価値を売り込む or 割安なもの狙って買う。
それなのに人間は、値段が高いものには何か高い価値があるかのように錯覚してしまいがちです。
それはお金の魔力のせいです。
→本当に自分にとって価値のあるものを見極め、購入の判断を行う。(投資にせよ、消費にせよ)
特に投資において、値上がりし続けている銘柄の価値を錯覚し、高値掴みしないように留意。
「自分なりの答えを一生懸命考えてみる」ということがお金と仲良くなる秘訣なのです。
お金の勉強で大切なのは、いつもそうやって考える習慣を身につけることです。
→確かに、何事においても、「考えるからこそ」他者よりも良い結果を残すことができる。
仕事においても、投資においても、日々の買い物においても、
自分で調べ(それが投資に値するか)、自分で考え、「やるかやらないか」の判断をする習慣を
徹底する。
僕は無駄遣いが嫌いです。周りの人がびっくりするほど、とにもかくにも嫌いなのです。
とくに投資家にとって「お金」は投資という仕事をするためになくてはならないもの。
大工さんにとってカナヅチとか、コックさんにとっての調理器具とか、そういうものと同じです。
投資家だからこそ、そのお金を無駄に使ってしまうことに、普通の人以上に抵抗があるのかもしれません。
→村上氏と遥かにレベルが違うが、この意見には私も同感した。
更にこの感覚を研ぎ澄ませていき、資産を運用していきたい。
※思考停止型のケチになるのではなく、「自分にとって必要なもの」「不要なもの」をきっちり分け
支出を最適化する。
大切なのは、何かに夢中になって学ぶという経験です。興味のないことを覚えるのは難しいけれど、好きなことならすぐに記憶できるという経験は誰にもあると想います。
→自分の場合、好きなこと(趣味)はボディメイクと資産運用(本業で言えば経営管理)。
その2点を突き詰めていきたい。
そのためにも勉強を怠らないようにする。
それでも、あえて僕が「学校の勉強はしっかりやるべき」と考える理由は、どんな方向に進むにせよ、それが土台となってくれるからです。
→すべての人に可能性があり、その土台となるのが学校(義務教育)での時間。
もし、自分に子供を育てるようになったら、学校での勉強を全力でやるように推奨したい。
(自分は学校に迷惑を掛けたが、それでも助けられた経験がある。要はギブしかされていない。)
「お金は寂しがりや」。そしてももうひとつが「お金がないと何もできない」。
→「お金は寂しがりや」。この言葉がこの本で一番心に響いた。
資産運用や経営業務を経験している自分は感覚的にこの言葉を理解できた。
“寂しがりやなお金”を擬人化すると、
例えば、資産運用や経営では、お金について思考すればするほど
(=かまってあげれば、かまってあげるほど)よい結果を生むし、
お金を集めれば集めて元本を大きくするほど(友達をつくってあげれば、あげるほど)
より多くのお金が集まってくる ということになる。
お金に対して誠意を持って接することが重要。
「お金を増やすことに近道はないし、魔法もない」ということです。何度もいいますが、まずは何事も自分の頭で考え、物事を数字でとらえるクセをつけること。
ひとつでも多くの数字を頭のなかに入れて、データとして蓄積していくこと、そこに自分の経験値が加わることで。期待値の精度は上がっていきます。
→ 村上氏が投資家として功績を残してきた背景には、物事を数字でとらえる力が強かったことがある。
実際に仕事をしていても優秀の人ほど、現状を数字で具体的に伝えることができると感じる。
ビジネスにおいては「なんとなく」「こういう感じ」という曖昧なフィーリングではなく、
「ざっくり○%くらい」のように必ず数字で捉える習慣を付けることで
自分なりの相場観・感性を磨いていきたい。
数字で把握することで「妥当かどうか」の判断ができ、
異常かどうかの判別する能力も養われる。
僕が周りを見て思うのは、お金で失敗する人の多くは、「損切り」が下手です。
→ 正直、私にとって耳が痛いご意見・・・(苦笑)
著者は損切りのことを「トカゲのしっぽ切り」と比喩。
私自身、損切りがすごく苦手で、20%を超える含み損を抱えた高配当銘柄を保有。
そこまで含み損が出ると知っていたら、そもそも買付していなかったのは紛れもない事実。
ですが、損切りのタイミングを完全に逸してしまい、「高い配当があるから」
といった理由で塩漬け状態にしている。
「なぜ、損切りができないか?」
それは、株式を買い付ける際に明確な損切り基準を持っていないからかと考える。
つまり、その銘柄についてしっかりと数字で把握していないということ。
投資家として、その銘柄について徹底的に調べ上げ、
いくらなら買うor売るの基準を明確化しなければ次のレベルにはいけないなと痛感。
To Do
・成長率・現在のGDP・人口・借金・為替・地価・平均所得・シェアなど、
数字を自分で調べ、自分なりの相場感を持つ。
・物事を数字で捉えるクセは、ボディメイクにおいても体重・体脂肪管理等において有用。
・株式投資を行う際は、数的根拠を明確に考えた上で、買付を行う。
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